この記事でわかること:

  • IT会社が自社サイトを後回しにしがちな理由
  • 静的HTMLでサイトを構築した時に気をつけたこと
  • 中小企業がホームページを「育てる」ためのヒント

「靴屋の子は靴を持っていない」という言葉があります。IT業界にも似たことが起きがちで、お客様のホームページやシステムは丁寧に作るのに、自社のホームページは何年も手つかずのまま、という会社は少なくありません。弊社も例外ではなく、しばらくはそういう状態が続いていました。今回は、そこから自社サイトを一から作り直した時の話をします。

あえてWordPressをやめて、静的HTMLに

以前はWordPressと静的HTMLを組み合わせたハイブリッドな構成で運用していましたが、最終的には完全に静的HTMLのみの構成に切り替えました。プラグインの更新やセキュリティ対応に追われる時間を減らし、表示速度を上げることを優先した判断です。サービス内容を伝えるページ、会社情報、コラム、事例まで、すべて静的HTMLで構成しています。

SEOだけでなく、AIO(AI検索)も意識した

これからの時代、検索エンジンだけでなく、AIによる要約や回答にどう取り上げられるかも重要になってくると考えています。そこで、タイトルタグやメタディスクリプションといった基本的なSEO対策に加えて、AIが読み取りやすい構造化データ(LocalBusinessやFAQなどのスキーマ)も組み込みました。お客様からよくいただく質問をFAQ形式でページに含めることで、検索結果でもAIの回答でも、正確な情報が伝わるようにしています。

表示速度にも、こだわった

クリティカルなCSSはページ内に直接埋め込み、それ以外のスタイルシートは非同期で読み込む構成にしました。Googleアナリティクスのタグも、ページの表示が終わった3秒後に読み込むようにすることで、最初の表示が遅くならないよう工夫しています。地味な作業の積み重ねですが、こうした基礎を整えることが、結局はホームページを「資産」にしていくための土台になると考えています。

完成してからが、本当のスタート

正直なところ、サイトを作り終えた時点ではまだ「完成」とは言えないと思っています。事例やコラムを少しずつ追加し、内容を育てていくことで、初めてホームページが営業の役に立つ存在になります。このコラムの記事自体も、その積み重ねの一つです。

中小企業の経営者の方へ

「ホームページは作ったけれど、何年も更新していない」という状態は、決して珍しいことではありません。弊社も自社のサイトに長く手をつけられていなかった時期があります。大掛かりなリニューアルでなくても、小さな更新を積み重ねることから始められます。ホームページ制作・運用保守について、まずは現状を一緒に見させていただければと思います。